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いっぱい増やしてぜーんぶCVでコントロールできちゃうミキサー!「Doepfer A-135-4 シリーズ」

今回ご紹介するのはほとんどのパラメーターをCVコントロール可能なミキサーモジュール、Doepfer Doepfer A-135-4AB VC Performance Mixerを筆頭とした A-135-4 シリーズです!

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Doepfer A-135-4AB VC Performance Mixer

  • 幅 : 16 HP / 10HP
  • 奥行き : 45 mm / 45 mm
  • 消費電流 : +12V : 150 mA, -12V : 100 / +12V : 40 mA, -12V : 40

A-135-4AB はミキサーシステムを構築するための4チャンネルのミキサーモジュールと、その各パラメーターをCVコントロールできる拡張モジュールのセットです。
どちらか片方だけでは動作しないのでセットでの販売のみとなっています。

使用するには Doepfer A-138o Performance Mixer Out が必須!

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Doepfer A-138o Performance Mixer Out
  • 幅 : 4 HP
  • 奥行き : 40 mm
  • 消費電流 : +12V : 20 mA, -12V : 20 mA

A-135-4AB はオーディオ出力を搭載していないので、使用するためには別売りのオーディオ出力モジュール Doepfer A-138o Performance Mixer Out が必須です。A-135-4A とモジュール裏面の基板同士を専用のケーブルで接続して使用します。とても大切な事なので早めに書いておきます。

4チャンネルのミキサーモジュール A-135-4A

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メインモジュールの A-135-4A

一般的なミキサーモジュールですといくつかの入力ジャックとそれに対するレベルコントロール、そして出力ジャックとレベルコントロールだけが付いているシンプルなモジュールが多いのですが、この A-135-4A はご覧の通りモジュールではない一般的なミキサーに近いコントロールを搭載しています。

Input オーディオ信号の入力です。音量は隣の Signal LED の明るさでモニターできます。
Aux Aux センドレベルです。A-138o の Aux Send から Aux Send ノブ設定したレベルでオーディオが出力されるので、外部のエフェクト・モジュールなどに接続します。外部モジュールからのオーディオ出力を A-138o の Send Return で戻し、外部モジュールで処理されたオーディオ信号のレベルを Aux Return ノブで調整してメイン出力にミックスします。
Pan 音を左右に割り振るパンの設定です。A-138 はステレオ出力なので、ここで設定したパン設定でオーディオ信号が出力されます。
Level オーディオ信号のレベルの調整です。
Gain 入力したオーディオ信号を適切なレベルに調節するゲイン・コントロールです。
Mute On/Off チャンネルのミュートのON/OFFスイッチです。OFFにするとそのチャンネルが消音されます。

一般的なミキサーを使用した事がある方なら説明が不要なくらい見たままですね。

各パラメーターのCV入力とアッテネーターを搭載した拡張モジュール A-135-4B

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拡張モジュールの A-135-4B

A-135-4A の Aux、Pan、Level、Mute を外部CVでコントロールするためのCV入力とコントロール・レベルを調節するためのアッテネーターが搭載されています。
A-135-4A とモジュール裏の基板同士を専用のケーブルで接続して使用します。
Aux、Pan、Level のCVレベルは A-135-4A の各ノブのそばに搭載されている LED でモニターする事ができます。この辺、気が利いていて素晴らしいですね。

更に機能を拡張するエンベロープ・フォロワー・モジュール A-135-4C VCPM Quad Env. Follower

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Doepfer A-135-4C VCPM Quad Env. Follower
  • 幅 : 8 HP
  • 奥行き : 45 mm
  • 消費電流 : +12V : 50 mA, -12V : 40 mA

A-135-4 シリーズには AB とは別売りの拡張モジュールのA-135-4C VCPM Quad Env. Followerがあります。A-135-4A か、このモジュールに入力したオーディオ信号のレベルを検知してCVに変換して出力してくれるエンベロープ・フォロワーを4チャンネル搭載しています。
連結はこれもモジュール裏の基板同士を専用のケーブルで接続して使用します。

この A-135-4C の出力を A-135-4B の入力に接続すると色々と面白い効果が得られます。
たとえばキックドラムを入力したチャンネルのエンベロープ・フォロワー出力を別のチャンネルのレベル入力に接続すればサイドチェインみたいな事ができます。

実は単体でも使えます!

コンパクトなサイズに4チャンネルもエンベロープ・フォロワーを搭載したこの A-135-4C、実は A-135-4A に拡張モジュールとして接続しなくても単体で使えるんです!
トリガーやゲートを入力すればARエンベロープやASRエンベロープとしても使える優秀なモジュールです。
エンベロープ・フォロワーは本当に面白いモジュールなのでオススメです。

複数のA-135-4ABを連結して多チャンネルのCVコントロールド・ミキサーシステムを構築可能!

A-135-4AB の最大の特徴は、複数の A-135-4AB を連結して自分の必要な数のチャンネル数のミキサーシステムを構築できる事です。例えば A-135-4AB 4セットを連結するとなんと16チャンネルのCVコントロールド・ミキサーシステムを構築できます!ドラムモジュールのサウンドやベース、リード、サウンド・エフェクトなど全てのサウンドを1チャンネルずつ立ち上げて、Aux に空間系エフェクトを接続してモジュラーでダブ・ミックスなんかもできちゃいますね!

オーディオ出力モジュールが別売りになっているのはこの連結機能のためなんです。
連結はこれもモジュール裏の基板同士を専用のケーブルで接続して使用します。

こんな感じで16チャンネルCVコントロールド・ミキサー with エンベロープ・フォロワーなんかも構築できます。ド迫力!

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A-135-4シリーズを使用したミキサー構築の例です。

CV 入力を搭載していないバージョン Doepfer A-138p Performance Mixer もあります

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Doepfer A-138p Performance Mixer
  • 幅 : 16 HP
  • 奥行き : 40 mm
  • 消費電流 : +12V : 0 mA, -12V : 0 mA

A-135-4A の姉妹機種としてDoepfer A-138p Performance Mixerもあります。こちらは単純に A-135-4A のCV入力が無いバージョンで、シンプルに普通のミキサーとして使えます。こちらも A-135-4AB と同様に連結してチャンネル数を増やす事ができ、A-138o との接続が必要です。
もともと A-138p が先に出ていて、A-135-4ABの方が後発なんですね。なんで番号が違うのか、そういう事なんです。


Doepfer A-135-4 シリーズはこんな方にオススメ!

  • モジュラー用に使っている単体のミキサーをモジュールに置き換えたい
  • モジュラーならではの事ができる、多チャンネルのミキサーモジュールが欲しい
  • ダブなアナタに!

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