今回ご紹介するのは3つの機能が1台になったスコブル便利モジュール、「Doepfer A-184-1 Ring Modulator / S&H/T&H / Slew Limiter Combo」です!
- WIDTH : 4 HP
- DEPTH : 25 mm
- 消費電流 : +12V : 10 mA, -12V : 10mA
定番のクラシック・モジュールが1つに!
A-184-1 は Doepfer の定番モジュール、A-114 Dual Ring Modulator、A-148 Dual S&H、Doepfer A-170 Dual Slew Limiterの3機種の機能を1系統ずつ、4HPというコンパクトなスペースにまとめたモジュールです。
3機種とも同じ機能を2系統ずつ搭載していますが、どれも必要だけど1系統ずつで十分という方には A-184-1 が最適です。
リングモジュレーター
X In と Y In に異なるオシレーターを入力する事で、金属的なサウンドを出力する事ができる機能です。
詳しい仕組みを説明すると長くなるので、気になる方はググってみて下さい。
多くのシンセサイザーに搭載されている定番の機能です。
サンプル&ホールド / トラック&ホールド
SH TH In に適当なソース (VCO、LFO、ノイズなど) を入力し、Trig In にトリガーまたはゲートを入力します。
サンプル&ホールドはサンプル信号の電圧を一定に保持して出力します。トリガー信号の上昇角を感知した時に保持し、次のトリガーが入力されるまでそのままです。トリガー信号のハイの時間、ローになるタイミングは関係ありません。
トラック&ホールドはトリガー信号がハイの時、サンプル信号をそのまま出力します。トリガー信号がローの時、ローに変わった瞬間のサンプル信号の電圧を一定に保持します。
効果としては、サンプル&ホールドで生成したCVをオシレーターのピッチに入力すると、ピッチがカクカクと変化します。
サンプル&ホールドに入力するソースをノイズにすると、昔のSF映画のサウンド・エフェクトやロボットっぽいイメージの音になります。
単体のシンセサイザーでは LFO の波形の1つとして搭載している事が多いですね。
スルーリミッター
滑らかに変化するサウンドを作るときに使用します。
A-184-1 のスルーリミッターは上記のサンプル&ホールド・セクションに内包されており、サンプル&ホールドで生成したCVにスルーをかける事ができます。
SH TH In にソースを入力、Slew Time ノブでスルーの時間を設定します。
スルーリミッターの機能のみを使用したい場合は、トリガーに何も接続せずスイッチをT&Hに設定します。
グライドまたはポルタメントといった名前で多くのシンセサイザーに搭載されている定番の機能ですね。
黒いパネルがかっこいいヴィンテージ・エディションもあります。
A-184-1 はシルバー・パネルの通常バージョンの他に、ヴィンテージシンセの様な黒いパネルのヴィンテージ・エディションもラインナップ。
通常バージョンと機能の違いは無く、パネルが黒くLEDが青色になっています。
お値段は少々お高くなりますが、他のモジュールとのコーディネートに合わせてお好きな方をお選び下さい。
Doepfer A-184-1 Ring Modulator / S&H/T&H / Slew Limiter Combo はこんな方にオススメ!
- 自分のシステムをコンパクトに機能的に構築したい方
- まだ所有しているモジュールが少ないけど、定番の機能は一通り欲しい方
- 4HP の空きスペースを持て余している方
商品を Five G Web ショップでチェック!
Doepfer A-184-1 Ring Modulator / S&H/T&H / Slew Limiter Combo | ユーロラック・モジュラーシンセ | Five G music technology