自分でシンセを組み立てよう!話題のかんたん DIY シンセ「KORG Nu:Tekt NTS-1 digital KIT」を組み立ててみました。

こんにちは。Five G スタッフ M です!自分で組み立てる DIY シンセ「KORG Nu:Tekt NTS-1 digital KIT」が11月23日に発売されました。「シンセサイザーを自分で組み立てる」と聞くと非っ常ーーーに難しそうですが、この NTS-1 は超かんたん!はんだ付けなど難しい作業は一切なし!付属のプラスドライバー1本だけで組み立てられるのです。

組み上がった NTS-1 は1万円のシンセとは思えないほどに多彩なサウンドを作って演奏できます。ステレオミニジャックの外部オーディオ入力も付いているので、他のシンセやドラムマシン、音楽制作のスマホアプリや既存の曲を入力して NTS-1 と一緒に演奏したり、内蔵エフェクトで加工したりもできちゃいます。

そして上級者の方は KORG の minilogue xd や prologue 用の「logue SDK」で制作した、自作オシレーターやエフェクトのプログラムを NTS-1 に読み込ませて使用できるんです!それもそのはず、この NTS-1 は開発者向けに配布されたテスト用のボードが元になってるんですね。その開発ボードをDIYキットとして製品化したのが、この NTS-1 というわけです。

自分で組み立てた NTS-1 は愛着もひとしお。大変お求めやすい価格で気軽に手を出せます。またプレゼントに贈って喜ばれること間違いなし!

Five G の店頭展示用に1台組み立ててみたので、その模様をこの記事でお伝えしたいと思います。

内容物

まず箱を開けて内容物を確認しましょう。細かい部品が多いので、片付いた広い机の上で作業しましょう。
ご親切に組み立て動画のQRコードが付いているので、はじめに見ておくと良いです。

電気的な部分は組み立て済みなので、はんだ付けなどの難しい作業はありません。

手順1 : パネルをパキパキと折る

まずは一枚の基板として入っている4つのパーツを手でパキパキと折ってバラします。最初はちょっと勇気がいるかもしれませんが、思い切ってえいやッ!よほど変な力を入れない限り失敗することは無いと思います。このパキパキ折るときの感触がとても気持ち良いです。無限に折りたいです。

まずは一番大きいのを、パキ!

パキ!

最後にパキ!

シンセの4枚おろし完了!

手順2 : 底パネルとコーナーパーツとサイドパネルを組み立てる

底パネルとアルミ製のコーナーパーツとサイドパネルをネジで組み立てます。お店には精密ドライバーもあるのですが、せっかくなので付属の小さいプラスドライバーを使って組み立てます。パーツとネジはとっても小さいので、手を滑らせたり机から落としたりして無くさないように注意!

小さいけれどしっかり使えるドライバー。いざという時のために財布の中に入れておくのもアリ!?

パーツの精度が高く、穴がピッタリ合います。

下基盤にネジ止めしていきます。

ゴム足です。取り付けないとネジで机にキズが付いてしまうかもしれないので忘れずに。

指で押さえて圧着!

下側が完成しました!

手順3 : 上基盤に鍵盤シートを取り付ける

上基盤に鍵盤シートを取り付けます。先に鍵盤シートの左側のリボンケーブルを穴に通してから、両面テープをはがして上基盤に貼り付けます。見栄え的に重要な部分なので慎重に!

鍵盤シートは両面テープで貼り付けるようになっています。剝離紙をはがして、

慎重に位置決めです。

指でしっかり押さえて貼り付けます。

無事に鍵盤シートを貼り付けたら、上基盤を裏返して接続部をコネクタにはめ込みロック!これを忘れてしまったり、しっかりとロックしていないと、いくら鍵盤をタッチしても音が鳴りません。

ロック完了。

手順4 : 上基盤と下基盤を合わせて、底パネルと合体させる

上基盤の左右のピンと、下基盤のコネクタを合わせて合体させます。合体したら先ほど組み立てた底パネルに合わせてネジ止めするのですが…なんということでしょう、上基盤が入らないではないですか!!!よく確認してみると…あ、下基盤のコーナーのパーツを切り離すのを忘れていました。説明書を見るとほんとは手順1で切り離しておくようでした。一度外して、角4箇所をポキポキポキポキ、もう一度合体させて、無事に組み立てられました。ふぅ。

合体させます。

しっかりと奥まで差し込みましょう。

あれ?入らない?

下基盤のコーナーのパーツを折り忘れていました。ポキ!

無事に入りました。

先ほどの下側と合体!

手順5 : フロントパネルとリアパネルを取り付ける

ここまできたらもう完成は間近!フロントパネルとリアパネルをネジ止めすれば完成!ネジ穴がちょっと合わない事もあるかもしれませんが、そんな時は他の部分のネジを一度緩めて調整するとピッタリ合う思います!

まずはフロントパネルから。こちら側にヘッドフォン出力ジャックがついています。

最後にリアパネルの取り付け。音量調節、USBジャック(電源)、MIDI IN, SYNC IN/OUT, オーディオ入力があります。

最後の一本!

完成!!

できました!途中で手順を間違えたものの、だいたい20分くらいで組み立て完了です!

付属のUSBケーブルで電源を取って、早速演奏してみましょう!電源はスマホ用のUSB ACアダプターや、パソコンのUSBポートから取れます。


いかがでしたか?意外と簡単でしょう!?自分で組み立てる、本格サウンドのシンセ「KORG Nu:Tekt NTS-1 digital KIT」。シンセを演奏するだけでなく、「シンセを組み立てる」というなかなか珍しい体験もできる、ユニークなシンセです。

Five G 「KORG Nu:Tekt NTS-1 digital KIT」商品ページ